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ラジオ波療法

ラジオ波を流すことで癌細胞を破壊するラジオ波焼灼療法について、治療の内容や効果、メリットとデメリットなどをまとめて紹介しましょう。

ラジオ波療法とはどのような乳癌の治療法なのか

ラジオ波療法とは、ラジオ波焼灼療法とも呼ばれるもので、“切らない乳癌治療”として注目された方法です。乳房の腫瘍に外から針を刺して周波数480MHz程度のラジオ波電流を流し、熱を発生させて癌細胞を焼き殺してしまうもの。乳癌治療よりも先に肝臓がんの治療法として普及して、2004年から健康保険が適用されています。

肝臓がんの治療法としてはかなり一般化してきていますが、ほかの癌へ応用できないかと検討され、乳癌や肺がん、腎臓がんなどでも治療に使われてきているのです。特に乳癌は切らずに治療できるメリットが大きく、注目されています。

しかし、ラジオ波療法は、腫瘍の大きさが2センチくらいまでのものなら適応しますが、それ以上の大きさになると熱が回りきらないケースもあり、大きめの腫瘍を切除せずにラジオ波で治療したため、再発や転移を起こした症例もあるそう。また、治療に熟練した医師が行なわないと、腫瘍を完全に焼き切るのが難しいとも言われています。

なぜラジオ波が癌細胞に効果的なのか

ラジオ波焼灼療法は、麻酔をして乳輪周辺から細い針のような電極を腫瘍中心部に刺し、ラジオ波電流を流します。癌細胞は熱に弱い性質があり、ラジオ波電流を流して熱を発生させることで、腫瘍周辺の組織が固まってやがて死滅します。

死んだ細胞は老廃物として徐々に吸収され、体外へ排出されるそうです。治療は15分ほどで終了し、傷も残らないので体への負担が少ないのが特徴。2センチ前後の小さ目の腫瘍なら熱で焼き切ってしまうことが可能です。

ただし、治療は超音波画像を確認しながら行いますが、この画像だけでは腫瘍をすべて焼き切っているかどうかをきちんと把握できず、焼き残してしまうことが多いそう。最近では、初期治療としてラジオ波焼灼療法を受けた患者が、再発や転移を起こす割合が高くなっていると指摘され、注意を促されています。

ラジオ波療法の治療費用について

ラジオ波焼灼療法は、肝臓がんに関しては健康保険が適用されていますが、乳癌の治療法としては認められていません。治療は自費診療となり、すべて含めると30~35万円程度になるそうです。

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