マンモグラフィ

乳がん検診と言えば、マンモグラフィを真っ先にイメージする人も多いはず。マンモグラフィとは、いわゆる乳房のエックス線検査のことを言います。乳房を平らに伸ばしてレントゲン撮影すると、しこりの有無や大きさなどが分かります。

マンモグラフィ検査の方法

マンモグラフィ検査を受ける時は、上半身裸になって乳房を台の上にのせ、アクリル板で圧迫します。乳がん検診の場合は、乳房を薄く押しつぶした状態で左右それぞれを撮影します。縦方向と水平方向に撮影しますから、1人の受診者につき合計4枚の画像となります。

乳腺科などを受診して検査を行う場合は、撮影台を傾けて脇の下を含むように撮影したり、しこりがある個所を中心に撮影するなど、さらに詳しく検査することもあります。

マンモグラフィ検査は、画像の精度を高めたり、放射線被ばく量を少なくする目的で、乳房を平らに押しつぶして撮影します。個人差はありますが、女性にとってマンモグラフィ検査は痛いというイメージがつきものです。しかし、最近では痛みを軽減するよう工夫された検査装置を導入するクリニックも増えています。

マンモグラフィ検査によって診断できること

マンモグラフィ検査の画像では、問題のない脂肪組織は黒く写り、しこりの部分や石灰化した腫瘍は白く写りますから、簡単に腫瘍を発見することができます。触診だけでは判断できない、5ミリ以下という小さな腫瘍も発見できるそうです。

中には、単に乳管の分泌物にカルシウムが付着しただけの良性の石灰化もありますが、そのような良性のものと悪性腫瘍による石灰化の違いもマンモグラフィ検査の画像で分かります。

マンモグラフィ検査で知っておきたいこと

「乳がん検診といえばマンモグラフィ」というほど日本では浸透していますが、実は、医療先進国のスイスをはじめとした欧米諸国では、薦められていない検診方法です。

スイス医療委員会は、ある有力医学誌において「マンモグラフィは乳がんによる全死亡率を低下させない」と結論づけ、廃止を勧告しています。

また、カナダからの研究報告もあります。トロント大学が40歳~59歳(約9万人)の女性をマンモグラフィ受診グループと不受診グループに分けて最長25年の追跡調査を行なった研究で、「マンモグラフィ検診は乳がん死を抑制しない」と結論づけました。

マンモグラフィを受けたグループでは3,250人が乳がんに罹患し、うち500人が死亡。受けなかったグループでは3,133人が罹患し、うち505人が死亡したそうで、40代・50代ともに有意な差は認められなかったとしています。

このように、マンモグラフィ受診者と不受診者のがん発覚確率はほぼ同じという報告もあり、むしろ被曝する放射線量の危険性が叫ばれているのです。

マンモグラフィによって乳房が浴びる吸収線量は1~3mGyであり、この被曝量で確定的影響が生じるわけではないですが、リスクはゼロではありません。

乳癌の治療効果を高め
再発・転移をさせないためのキーワードは
免疫力
≫≫免疫力を高める方法を詳しく調べる≪≪
注目の記事

乳癌治療や再発・転移
防止の重要キーワード
『免疫力』について知ろう

girl

【免責事項】
このサイトは個人が調査した情報を基に作成しています。
乳癌の診断・治療は必ず医師に相談をした上で行ってください。

pagetop ▲