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日本における乳がんの現状

日本人女性にとって、乳癌とはどのような病気なのでしょう。現在のデータから、乳癌への罹患数やかかりやすい年齢などの傾向をまとめてみました。

乳癌の罹患者は年々増えている!?

乳癌は、毎年新しく罹患する人が7万人以上いるそうで、女性のかかる癌の中では断トツ1位となっています。日本では人口の10万人に対して40~50人の乳癌患者がいるというデータがあり、当然ながらほとんどが女性ですが、約1%は男性も罹患しているそうです。

乳癌の患者数は年々増え続けていて、40年ほど前の1975年の時点では人口10万人に対して20人ほどだった患者数が、現在の罹患者は約2倍になっているとか。

乳癌は比較的治りやすい癌と言われていますが、それでも年間1万人ほどが亡くなっていて、30代から60代女性の死因トップとなっています。

乳癌が増えている原因とは

乳癌が発生する原因として考えられるのは、現代女性の食生活とライフスタイルの変化です。

女性の社会進出が進む昨今、晩婚&高齢出産または未出産の女性が増えています。妊娠や出産を行わないまま、女性ホルモン(エストロゲン)を分泌し続ける期間が長ければ長いほど、乳腺に癌細胞が発生して定着する危険性が高くなり、乳癌の患者さんが増えているのです。

さらに、和食が中心の食生活から、欧米並みの動物性タンパク質や脂肪分などが多い食事へと変化したこともあり、乳腺への悪影響が出ているとも考えられています。

乳癌に注意すべき年齢とは

乳癌に罹患する率が高くなる年代は、40代から60代にかけてと言われています。特に多くなるのは40代半ばから50代という中年世代。子育てもひと段落ついてくるこの時期に、久しぶりに健康診断を受けてみたら…というケースが多いようです。

また、現代女性の閉経年齢が遅くなってきていることや高齢化が進んでいることもあり、70代や80代の罹患者も多くなってきているそう。初潮年齢が低下している影響もあって、20代~30代の患者さんも若干増えているので、患者数が幅広い世代で総体的に増えていることを物語っています。

1cm以下の乳癌なら生存率は96%以上

増加傾向にある乳癌の発症ですが、現在日本ではその治療法も確立されており、生存率は他の癌に比べ高いものとなっています。

発見時の腫瘍が1cm以下の場合、10年内の死亡率は3%程度。~2cmで10%、~3cmで17%、~5cmで25%と、腫瘍のサイズにより、大きく生存率はかわってきます。

早期発見・早期治療が、生存率を上げる何よりの条件だといえます。

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