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免疫力を弱める原因

癌や様々な感染症を招き、時には致命的な事態へつながることもある、免疫力の低下。どのような原因で起こるのか知っていますか? 免疫機能が落ちてしまう理由をいくつか探ってみましょう。

加齢によって免疫力が徐々に低下する

免疫力が低下してしまう第一の原因は老化です。

元々、人間の免疫機能は年齢を重ねるごとに変化しやすいもの。例えば、生まれたばかりの赤ちゃんは免疫機能がしっかりと出来上がっていないので、お母さんから受け取った免疫で体を守ります。徐々に自力で免疫機能を獲得していき、様々な病原菌やウイルスの侵入を経験することで抗体を獲得し、異物に対する認識力を高めて行くわけです。

しかし、加齢によって免疫機能が熟練されるとともに、衰弱してしまうという恐ろしさもあります。自分の細胞と異物とをしっかり認識できなくなることで、自分の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどがその例です。ほかにも、マクロファージが異物を捕食するスピードが落ち、それによって癌細胞が増えてしまうのではないか、とも言われています。

生活習慣の悪化によって免疫力が低下する

脂質や糖分、塩分などが多い食事や多量の飲酒、喫煙、ストレスの多い生活を送っている方は、免疫力が低下しやすい傾向にあるそうです。睡眠不足なども、お肌のコンディションだけでなく免疫機能の点から言っても悪影響となります。

これらの悪習慣は、生活習慣病にかかってしまうリスクを高めるとともに、免疫機能の低下も誘因してしまいます。

乳癌治療によっても免疫力は低下する

乳癌の標準治療を行うことによって、免疫機能が落ちてしまうことがあります。特に、抗がん剤による化学療法は極端に免疫力を低下させてしまうことが問題となります。

抗がん剤は、細胞分裂を繰り返したり新しい細胞を次々と作り出して増殖を続ける癌細胞のDNAに作用する薬剤。細胞分裂が活発な細胞のDNAを変化させて、増殖を抑える効果があるそうです。

抗がん剤は、癌細胞だけに作用するわけではなく、細胞の増殖が活発な細胞のDNAに働きかけるものですので、当然ですが癌細胞以外の正常な細胞にも作用してしまいます。身体の細胞の中で、特に活発に増殖を繰り返しているのは、髪の毛や免疫細胞である白血球。抗がん剤が癌細胞を攻撃するとともに、髪の毛や白血球も攻撃してしまうので、髪の毛は抜け落ち、免疫力が低下してしまうわけです。

乳癌治療の効果を上げるためにも、再発・転移のリスクを軽減するためにも、弱まった免疫力を高めていくことは重要です。

免疫力を高める方法は様々ですが、治療中~直後は集中的に行う必要があるため、サプリメントや健康食品を取り入れるというのも1つの手。ただし、担当医への相談は欠かさないようにしてくださいね。

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