センチネルリンパ節生検

乳房切除手術と同時に行われることが多い、リンパ節郭清。リンパ節へ転移した腫瘍を取り除く場合はもちろん、転移の可能性がある…程度の場合でも行われるケースがあるそうです。

術前にリンパ節郭清が必要かどうかを判断する目的で行われる、センチネルリンパ節生検について解説しましょう。

センチネルリンパ節生検を行う意味とは

乳癌の治療法として、乳房の病巣部を切除することが基本ですが、さらにそこから最初に転移する可能性の高いリンパ節を一緒に取り除いてしまう方法がリンパ節郭清です。

リンパ節郭清を行うと、リンパ節へ転移した腫瘍を取り除くことができますし、今後のリンパ節および全身への転移を防ぐことも可能となります。そのような意味もあって、乳房切除のオプションのように多く行われてきた手術です。

しかし、リンパ節郭清を行うと、肩や腕の激しいむくみや腕の運動障害を招く可能性もあり、術後のリハビリなど、患者にとって負担の大きいものとなってしまいます。

そこで、患者の負担をできるだけ小さくするために、リンパ節郭清の必要性を見極めてから手術を行なおう、という考え方が広がっています。それがセンチネルリンパ節生検です。

センチネルリンパ節とは、乳房から来るリンパの流れを最初に受けるリンパ節。腋窩リンパ節の郭清を行う前に、そのセンチネルリンパ節だけを摘出して顕微鏡検査を行い“陰性”と出れば、腋窩リンパ節全体に転移が及んでいないことが判断できる、というわけです。

センチネルリンパ生検の方法・メリット&デメリット

まずは、センチネルリンパ節の場所を特定します。手術前に放射性薬剤または青色の色素を腫瘍周辺に注入すると、数日のうちに薬剤がリンパの流れに乗って運ばれ、センチネルリンパ節へと集まってくるそうです。

そのようにして位置を確認しておいて、乳房切除と同時にセンチネルリンパ節も摘出。術中に病理診断を行って癌細胞の有無を確かめます。癌細胞がなければ腋窩リンパ節郭清を行わなくても済むわけです。

メリット デメリット
●リンパ節郭清を行う必要性を確認でき、術後の後遺症を防ぐことができる ●センチネルリンパ節をすべて取り切れないこともある。
●センチネルリンパ節に転移がなくても、ほかのリンパ節に転移している可能性もある。
●実施できる施設が限られている

 

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