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Aさん/48歳(遠隔転移を経験)

最初は乳腺炎と診断されるが…

乳房の異常を指摘され、自分自身でも乳房のしこりが気になっていたこともあり、すぐに近くの総合病院で受診することに。その結果、“乳腺炎”と診断されたそうです。

診断後も、しこりが大きくなっているような感じはあったのですが、癌ではないと安心したせいもあって受診せず。仕事が忙しくて次に病院を受診したのは1年後だったそう。

乳癌の診断と同時に骨転移も

やはり乳房のしこりが気になると再び病院を受診すると、すでに骨と肝臓への転移も認められるステージⅣの乳癌と診断されました。大きなショックを受けていると、担当医からは『予後は年単位で言えない』との言葉も。夢中で治療法を検討しましたが、切除手術や放射線治療などの局所療法では対処できないとのことで、抗がん剤による化学療法で全身治療を行うことになりました。

このとき、「完治を目指すよりは、生活の質を高める治療を行います」というのが医師の意見でした。少々納得できない部分もありましたが、ほかに選択肢が見つからなかったこともあり、医師の意見を受け入れることにしたそうです。

抗がん剤治療を開始! 副作用で苦しむことに

全身に広がってしまった癌細胞の動きを止めるため、2種類の抗がん剤を組み合わせた化学療法を受けることになったAさん。しかし、骨転移の一部が骨髄へも湿潤していたことが災いして、抗がん剤の副作用のひとつである貧血がかなり激しく現れたのです。そこでやむなく抗がん剤治療を一時休み、薬剤を1種類に減らして再チャレンジすることになりました。

抗がん剤と代替療法を併用することを決断

「1種類の抗がん剤で、どれだけ生きられるのか…」と不安になったAさんは、思い切って代替療法である免疫療法を抗がん剤治療と併用して行うことを決断。免疫療法は自由診療なので、かなり高額の治療費がかかりますが、ご主人が快く背中を押してくれたそうです。

ひどい貧血状態で血液の採取もままならなかったのですが、様子を見ながら活性化NK細胞療法を開始しました。

NK細胞療法は、採取したAさんの血液から免疫細胞のひとつであるNK細胞を取り出して培養し、ワクチンを作って投与する治療法。1クール6回の治療を終えた段階で、腫瘍マーカーの低下や骨シンチグラフィで胸骨の転移巣の影が薄くなってきていることが確認できたそうです。

原発巣と転移巣も縮小傾向に

Aさんの場合は、抗がん剤による化学療法と、活性化NK細胞療法との併用が功を奏して、原発の乳癌は腫瘍がかなり不明瞭となり、肝臓や骨の転移巣も縮小してきているそう。骨髄への浸潤がなくなって、貧血も改善されているそうです。

診断当初は年単位の予後はないとまで言われていたAさんですが、2年を経過した現在までに抗がん剤治療と上手くスケジュール調整をしながら、免疫療法の2クール目を終えています。

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