術後薬物療法

乳癌治療で行われる薬物療法のうち、癌の切除手術を受けた後で行われる薬物療法について、効果や治療の内容を簡単に解説しましょう。

全身へ転移の可能性のある癌を潰す

腫瘍の切除手術後に行われる薬物療法は、転移や再発の可能性を消すために行われます。

乳癌は比較的早期から周辺に転移を起こしやすいとされていて、手術で乳房内の腫瘍をキレイに取り除いたとも、全身に見えない微細な癌細胞が散らばっている可能性が捨てきれません。薬物療法であれば1度の治療で全身に作用しますから、術後の再発・転移予防によく用いられるわけです。

全身に作用する治療法としては、抗がん剤による薬物療法の他、ホルモン剤を使用する薬物療法もあります。ホルモン剤が効かない種類の癌である場合には、抗がん剤の薬物療法が採用されます。

術後の薬物療法が必要となるケースとは

手術後の病理検査などで、薬物療法を行うかどうかの判断がなされます。術後に抗がん剤による薬物療法が選択されるケースをまとめると、以下のようになります。

  • 腋窩リンパ節への転移が見られた場合
  • エストロゲン・プロゲステロンのホルモンレセプターが陰性の場合
  • どちらかのホルモンレセプターが陽性で、年齢が35歳以上、腫瘍の大きさが2cm以上、グレードが2または3の場合

転移・再発の可能性の高さによって使用する薬剤が異なる

手術後の経過や病理検査で、将来的に転移や再発が起こる可能性が高いと診断された場合は、より強い作用を持つ抗がん剤を使用した薬物療法を選択することになります。

再発する可能性が高いのであれば、アンスラサイクリン系の抗がん剤など強めの薬を用いますし、可能性が低いなら代謝拮抗剤などをメインとした治療法も考えられます。

再発の可能性別に、使用される薬剤の組み合わせを紹介しましょう。

  • 再発の可能性が高いケース
    アンスラサイクリン系(アドリアシンやファルモルビジンなど)+タキサン系(タキソールなど)の組み合わせ
  • 再発の可能性が中程度のケース
    アンスラサイクリン系+アルキル化剤(エンドキサンなど)または代謝拮抗剤(UFT、フルツロンなど)の組み合わせ
  • 再発の可能性が低いケース
    アルキル化剤+代謝拮抗剤の組み合わせ

 

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